信と不信の文学
透谷の故郷あるいは「海の郷」
美的なものと宗教的なもの―北村透谷の場合
陰画としての透谷色川大吉『明治人』
信仰以前の文学――椎名麟三論
椎名麟三と赤岩栄
椎名麟三『私の聖書物語』
信頼と連帯―遠藤周作、椎名麟三、島尾敏雄
匿名化と象徴化―『血と幻』論
「きみ」はだれか――『影の年代記』論
吉本隆明とその時代
吉本隆明における聖書
宗教解体の思想―『最後の親鸞』をめぐって
石川淳における宗教と政治
終末と週末の間
天窓幻想
燃えよ遊星
星と雨と
遙かなもの、微かなもの―『されど遊星』論
『荊冠傳說』私註
逆信仰者・塚本邦雄の近業
『塚本邦雄論』以後
イエスとキリストの間
文学としての終末論―大江健三郎と三島由紀夫
時代閉塞からの脱出―『個人的な体験』論
破滅における救済―『洪水はわがに及び』論
ユダあるいは虚構としての人間
伊東静雄と家
風土について
仏教的風土とキリスト教的風土―暗さと明るさ
文学にとって宗教とは
日本人の祈り
後記
初出一覧
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