幻を見た(ドッペルゲンガー)

あれはゴミの集積所にゴミ出しに行った時だった。 接触しておかしくない眼前に自分の姿を見た。 ゴミ出し終えて帰っていくところだった。 10秒ほどでスッと消えた。 もう1年以上経っていると思う。 最近、急にそれを思い出し、ちょっと気になってネットで調べた。

ドッペルゲンガー

    ドッペルゲンガー(独: Doppelgänger)とは、自分自身の姿を自分で見る幻覚の一種で、 「自己像幻視」とも呼ばれる現象である 脳の側頭葉と頭頂葉の境界領域に脳腫瘍ができた患者が自己像幻視を見るケースが多いという 死期が近付くとドッペルゲンガー現象が起こりやすいとされています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ドッペルゲンガー

同じ人物が同時に別の場所に姿を現す現象を指すこともある(第三者が目撃するのも含む)

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芥川龍之介がドッペルゲンガーの体験者で有名とのネットの記述でハッとした。 芥川龍之介は作品「歯車」で体験した閃輝暗点を記述している。

閃輝暗点 せんきあんてん

中年の場合で、閃輝性暗点だけあって、その後に頭痛を伴わない場合は、 まれに脳梗塞、脳動静脈奇形、脳腫瘍や、血栓による一過性の脳循環障害 が原因である可能性がある。

https://ja.wikipedia.org/wiki/閃輝暗点   

      ↑ どういう訳か「老年の場合」の記述はなかった。 私は40代の時、閃輝暗点と一緒に偏頭痛を経験しています。 2、3年で閃輝暗点,偏頭痛も消えました。 59歳で星野村へ移住して数年して閃輝暗点の症状が時々出るようになった。 私の場合 40代の頭痛を伴うときの閃輝暗点はプリズムを通した光の様に七色のとても   きれいなキザギザの光が点滅し、最初は小さな光で、徐々に大きくなり   そして視界から消えていくという症状です。   60代からの閃輝暗点は偏頭痛が伴わなく、色がほとんどないキザギザ の光の点滅です。20分ほどで視界から消えます。時には日に数回出ること があります。 運転中に出た時、最初は小さな光ですので、脇道にそれて点滅が消える まで休んだことが2度あります。 去年の春、少しのふらつきの後、真後ろにひっくり返ったことが2度あります。 幸い2度ともフトンの上だったので、ことなきをえました。 ドッペルゲンガーが起きたのは、そのころだったかも知れません。 運よくまだ生きております。現在80歳です。  ーーーーーーーーーーーーー 芥川龍之介の作品 (青空文庫) 「二つの手紙 」ドッペルゲンガー https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/165_15240.html 「歯車」 閃輝暗点 https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/40_15151.html


予定の項目  ● 星野村の汚点  ● 星野村の誇り ● 村の人権意識 ● こんな夢を見た  ● 悲しい話(2) ● お母さんが自殺したTちゃんのこと ● 友人S ● 私と音楽 ● シューベルトとスピロヘータ ● 星野村の隠れキリシタン ● 許せない医者たち

2022.8.1