昆虫病原糸状菌とは、糸状菌の内、昆虫に感染して病気を起こすものの総称。 昆虫の体表にカビ状の菌糸を作る。この菌による感染症はカビ病とも呼ばれる。 養蚕業等に被害を与えてきた一方、近年では生物農薬としての研究も進められ ている。 昆虫病原糸状菌のうち、昆虫の体から水分を奪って殺し、体を硬化させるものを 僵病菌(きょうびょうきん)と呼び、それによる病気を僵病と呼ぶ。硬化病とも 呼ぶ。感染した昆虫の死骸は乾燥してミイラ状になる。 「昆虫病原糸状菌」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』2011年6月1日 |