朝日
* 釜ヶ崎で労務者らさわぐ / 2千余人が暴徒化 / 交通事故の処置に怒る
* 派出所などに投石・放火
* 催涙ガスで鎮圧
* 出動消防車も襲う
西成署員が即死と断定して死体を派出所前の歩道上に置き、現場検証をつづけ約20分後に付近の病院に収容した。
この状況を見ていた労務者など数人が「なぜ早く連れていかないのか」と口々に警官の処置に抗議、次第に数を増し、
派出所の窓に石を投げたりして窓ガラスなどがこわされた。
毎日
* 交番に投石、車に放火 / 大阪西成、群衆約千人騒ぐ
読売
* 交番や車に放火、投石 / 大阪のドヤ街、深夜一千人騒ぐ
一日午後九時十五分ごろ - - - - - はねられ即死した。ところが死体収容にパトカーが事故発生後二十分もたって
現場へ着いたため、付近の日雇い、浮浪者など約百人がパトカーを囲み騒ぎだした。
このときパトカーの後部をけった同町S少年(18)を西成署員が同派出所に捕まえ連れ込んだため興奮した群衆は
派出所へ殺到、石を投げてガラス二枚を割った。 - - - - -
群衆は機動隊トラックにもかけつけた消防車や付近人家にも投石するなど乱暴の限りをつくし - - - - -
付近は浮浪者、日雇い、グレン隊などが多く、ふだんから警察の取り締まりに”うらみ”をもっている人たちが
集まっている。警察の処置が遅れたのは事故発生当時派出所の勤務者四人が警らや泥酔者保護に出て、交番が留守
だったため。
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